臨床メモ
後屈子宮と妊娠
竹内 久彌
1
1順天堂大学産婦人科
pp.1013
発行日 1976年12月10日
Published Date 1976/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409205531
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古典的産科学では後屈子宮に妊孕能が低く,妊娠すれば流産率の高いことが強調されていたが,現在ではそれほど重要視されなくなっている。ところが,このような考え方の変化に疑問を持つ人もいるわけで,weekesら(Brit.Med.J.1;622,1976)があらたに再検討を行なった結果を紹介してみたい。
妊娠14週末までの妊婦1954例について,後屈群(220例)と前屈群(1734例)にわけ,総計的分析を行なった結果は次のようであったという。
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