口絵
精神薄弱児について—秩父学園を訪れて感じたこと
北村 順子
pp.25
発行日 1960年6月1日
Published Date 1960/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611201921
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精神薄弱児は,今まで如何ともし難いものであると思われてきた感がありますが,精薄児と言われている子供の中,遺伝によるものはごく少数だそうです.
現に秩父学園に在園している子供たちのうち約半数が妊娠中の原因によるもの(家族性にあらず)といわれています.また出生児の傷害によるものも1割ぐらいあり,脳性小児麻痺の子供は,難産であつたことが多いと言われていますが,これらはいずれも予防し得るものとのことです.
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