研究
過熟児
藤井 とし
1
1都立荒川産院
pp.19-22
発行日 1960年4月1日
Published Date 1960/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611201885
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未熟児に対する関心はこの数年来急激にたかまり,数多くの研究が発表され長足の進歩が示されていますが,未熟児とは反対に過熟児については余り重要視されていない傾向にあります.
しかし,予定日を超過した異常に長い妊娠や,胎盤機能不全の場合にも,死産,生下時死亡が多く,また後障害として脳性麻痺,精神薄弱を残すことが往々に見られます.この点から過熟児に対しても注意が向けられ,その取扱いにも更に研究をすすめねばならないことと思われます.
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