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「天体の生物は滅びて人工衛星を残す」
pp.53
発行日 1959年11月1日
Published Date 1959/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611201797
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一時新聞をにぎわせたソ連のシクロフスキー博士の説によると,火星の二つの衛星は,実はかつての火星人の作つた人工衛星であるそうな.
現在の火星にはもはやその当時の様な高度に発達した生命は存在しないだろうが,今から20〜30億年昔には現在と異つて火星の表面には酸素と水があり,高い文化水準に達した賢い生物がいて人工衛星を作り宇宙への進出をはかつたのであろう.そしてその人工衛星は「火星における賢い生物が死に絶えた現在もなお衛星として火星のまわりを飛びつづけている」というのです.
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