補習講座
生理学
赤須 文男
1
1東邦大学
pp.46-50
発行日 1958年4月1日
Published Date 1958/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611201458
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<一般論>
受精
排卵によつて卵胞から放出された卵と性交により性器内に放射された精子とは相寄り相合してここに受精が成立する.すなわち受精とは精子と卵子が融合して新らしい生命の発現する現象である.この場合に受精とはこの二つの細胞の融合することであるが,受胎とはその受精卵が性器内(正常の場合は子宮腔内)に着床することであるとして両者を区別している人もあるけれども多くは同意義に解している.
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