特集 診て考えて実践する―水・電解質管理と輸液
水・電解質管理のために必要な生理学・病態生理学
Naの生理学・病態生理学
望月 晴子
1
,
宮崎 康
1
1医療法人財団健和会みさと健和病院内科
pp.212-216
発行日 2014年2月10日
Published Date 2014/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402107312
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ポイント
◎水分の代謝はADHと口渇により調整されており,血漿浸透圧の恒常性維持に寄与する.
◎Naの代謝はレニン-アルドステロン-アンギオテンシン系,Na利尿ペプチドにより調整されており,細胞外液量の増減に関係する.
◎低Na血症は,まず血漿浸透圧によって分類し,低浸透圧性低Na血症は細胞外液量の増減で鑑別する.
◎高Na血症は,血漿浸透圧の上昇にもかかわらず飲水行動がとれない場合に起こりうる.
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