座談会
助産婦教育の問題は何か
太丸 操
1
,
岡本 ムツ子
2
,
斉藤 和子
3
,
杉浦 キヨ子
4
,
鈴木 隆子
5
,
竹内 繁喜
6
,
山岸 郁子
7
,
木下 正一
8
,
長谷川 泉
9
1大阪大学医学部附属助産婦学校
2岡山大学医学部附属助産婦学校
3天使助産婦学校
4九州大学医学部附属助産婦学校
5厚生省医務局医事課
6東京都立築地産院
7新潟大学医学部附属助産婦学校
8木下病院
9本社編集部
pp.22-32
発行日 1958年4月1日
Published Date 1958/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611201454
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助産婦が足りない.早く多勢養成してほしい一方ではこういう声が高まり,他方では,助産婦は多すぎる,もうそんなに急いで作らなくてもいい,という声もある.どちらも尤もな理由がある.そして助産婦教育の制度をめぐる医師と助産婦の対立は,すでに感情的な対立にまで立到つたという.
ところでこの問題について,助産婦自身はどんな事を考え,何を望んでいるのか.幹部助産婦講習会に出席された教務主任の先生方に助産婦の声を伺つてみた.結論としては,教育のレベルを云々する前に,身分の問題を解決するべきだ,という事になつた様だ.
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