特集 未熟児
未熟児症例
田中 美代子
1
1慶応病院産科
pp.48-51
発行日 1956年8月1日
Published Date 1956/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611201105
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児は本年1月15日誕生
在胎期間32週にして初体重1100瓦分娩は比較的順調にして異常なく経過した.未熟児分娩前の準備として先ずクベースの用意をする.器内の条件は 1.器内温度36度 2.湿度60% 3.臥床傾斜,頭部を低く15°の傾斜 4.酸素70% 5.器内窓ガラスの清拭 6.採光の制限をする
器外準備として 1.分娩室内の温度摂氏25度 2.酸素と新生児用マスク 3.消毒四角布及びオムツ,臍包帯,臍ガーゼ 4.殺菌オイル 5.強心剤,(ビタカンフアー,アトムラチン,テラプチツク) 6.消毒ボール,ガーゼ洗面用湯 7.吸引ポンプ(気管カテーテル) 8.1%硝酸銀水(点眼用) 9.体重,身長児頭計測器 10.臍帯結紮及び切断準備
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