短歌のまどい
齋藤茂吉と近代日本の悲劇
牧 恒樹
pp.54-56
発行日 1953年8月1日
Published Date 1953/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611200420
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速いもので2月15日から,もうかれこれ半年になります.2月15日といえば想い出す人もありましようが,曇に長逝した「多磨」の北原白秋と並んでわが国近代短歌界の双璧とうたわれた「アララギ」の齋藤茂吉氏が,70年にわたる生涯を終つた日でした。
普通齋藤茂吉は短歌における近代主義の確立者といわれています.それでは短歌における近代主義とは一体何でしようか.
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