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編集後記
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pp.1008
発行日 2024年9月10日
Published Date 2024/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552203227
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今年の夏もかなりの猛暑でした.私の故郷の宇都宮市では最高気温41℃を記録した日もあったようです.高校時代,日中最高気温が33℃となった日にたまたま学校を欠席したことがあったのですが,友人に「ずるい! みんな顔がドロドロになって授業を受けていたんだよ」と詰られたことがありました.メイクが溶けた友人たちの顔を想像してニヤニヤしたものですが,今は北関東の学校と言えど,さすがに冷房は完備されていることと思います.そして33℃はもはや過ごしやすい気温と感じられ,隔世の感があります.
本号の入稿・校正作業をしていた7月後半は,プロ野球のナイター中継を観ていても,イニングの途中で熱中症と思われる症状で退場する選手が続出し,大変心配になりました.日ごろから厳しい鍛錬をしているアスリートでも熱中症には勝てないのですから,いわんや市民スポーツやパラスポーツをされている方々,部活動や地域チームで毎日がんばる子供たちをや,です.気候に関しても心配をする必要がなく,楽しくスポーツができる環境があれば,またそうした環境へのアクセスが全員に開かれていれば…と切実に願っています.
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