Japanese
English
研究と報告
人工膝関節全置換術に対する術後早期のペダリングエクササイズの有効性
Effectiveness of pedaling exercises in the early postoperative period after total knee arthroplasty
入山 渉
1
,
中川 智之
2
,
金子 貴俊
1
,
小野田 知夏
1
,
鈴木 雅人
1
,
大関 健司
2
Wataru Iriyama
1
,
Tomoyuki Nakagawa
2
,
Takatoshi Kaneko
1
,
Chika Onoda
1
,
Masato Suzuki
1
,
Kenji Ohzeki
2
1慶友整形外科病院リハビリテーション科
2慶友整形外科病院整形外科
1Department of Rehabilitation, Keiyu Orthopedic Hospital
2Department of Orthopedics, Keiyu Orthopedic Hospital
キーワード:
人工膝関節全置換術
,
運動プログラム
,
介入研究
Keyword:
人工膝関節全置換術
,
運動プログラム
,
介入研究
pp.965-972
発行日 2024年9月10日
Published Date 2024/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552203215
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要旨 [背景]本研究の目的は,人工膝関節全置換術(total knee arthroplasty:TKA)術後早期のペダリングエクササイズの有効性を検証することである.[対象と方法]TKA患者52名を26名ずつ対照群と介入群に分け,前向きランダム化比較試験を行った.両群ともに関節可動域練習,筋力トレーニングなどの従来のリハビリテーションと自主トレーニングを実施し,介入群はペダリングエクササイズも実施した.術前と退院時(術後3週時点)に疼痛,身体活動量,健康関連quality of life(QOL),10m歩行速度,歩幅,ケイデンス,Timed Up and Go test,患側屈曲・伸展可動域,患側等尺性屈曲・伸展筋力を測定し群間比較した.[結果]対照群に比べ介入群は有意に10m歩行速度が改善し,ケイデンスも増加した.その他の項目は有意差を認めなかった.[結論]TKA術後早期のペダリングエクササイズは10m歩行速度を改善し,ケイデンスを増加させる.
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