Japanese
English
調査
歯科で働く言語聴覚士の業務の現状と今後の課題
Current status and future issues of employment of speech-language pathologists in dentistry
阿志賀 大和
1
,
小島 香
2,3
,
岡田 栄作
4
,
上野 真也子
3
,
猪原 健
5
Hirokazu Ashiga
1
,
Kaori Kojima
2,3
,
Eisaku Okada
4
,
Mayako Ueno
3
,
Ken Inohara
5
1国際医療福祉大学成田保健医療学部言語聴覚学科
2浜松医科大学健康社会医学講座
3こじまデンタルクリニック
4法政大学現代福祉学部福祉コミュニティ学科
5猪原歯科・リハビリテーション科
1School of Health Sciences at Narita Department of Speech and Hearing, International University of Health and Welfare
2Department of Community Health and Preventive Medicine, Hamamatsu University School of Medicine
3Kojima Dental Clinic
4Faculty of Social Policy and Administration Medicine, Hosei University
5Inohara Integrated Dental Clinic
キーワード:
歯科診療所
,
言語聴覚士
,
オーラルフレイル
,
摂食嚥下障害
,
アンケート調査
Keyword:
歯科診療所
,
言語聴覚士
,
オーラルフレイル
,
摂食嚥下障害
,
アンケート調査
pp.1353-1359
発行日 2023年12月10日
Published Date 2023/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552203002
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要旨 地域に密着した歯科に勤務する言語聴覚士は,在宅高齢者の嚥下機能低下および誤嚥性肺炎の予防,小児の言語発達の促進など重要な役割を担う.このような歯科診療所における言語聴覚士の現状を把握するため,歯科に現在または過去に勤務した言語聴覚士30名を対象に実態調査を行った.① かかわる領域は摂食嚥下障害,器質性構音障害が多く,発達障害や失語症もあった.② 回答者全員が歯科における言語聴覚士の重要な意義を実感していた.③ 歯科言語聴覚士が担う役割として,言語聴覚士の専門性を活かした言語,認知に関する評価,訓練があった.④ 課題として算定可能な診療報酬点数や項目が少ないことが抽出された.
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