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特集 急性期の重症呼吸不全に対するリハビリテーション治療アップデート
8 急性期の重症呼吸不全における言語聴覚士の役割
The Role of Speech-language-hearing Therapist in Acute Respiratory Distress Syndrome
福岡 達之
1
Tatsuyuki Fukuoka
1
1広島国際大学総合リハビリテーション学部リハビリテーション学科言語聴覚療法学専攻
キーワード:
呼吸不全
,
急性期
,
摂食嚥下障害
,
言語聴覚士
Keyword:
呼吸不全
,
急性期
,
摂食嚥下障害
,
言語聴覚士
pp.398-405
発行日 2021年4月18日
Published Date 2021/4/18
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- 参考文献 Reference
要旨 呼吸と発声発語,摂食嚥下の機能には密接な関係があり,呼吸器疾患においてはコミュニケーションや摂食嚥下機能に障害を認めることが少なくない.特に急性期の重症呼吸不全では,高齢者の肺炎や誤嚥性肺炎,摂食嚥下機能が低下している患者が多く,呼吸機能を考慮した嚥下機能評価と訓練,多職種協働によるチームアプローチが重要である.令和2(2020)年度の診療報酬改定から呼吸器リハビリテーション料の実施者に言語聴覚士が追加されたことで,呼吸器疾患による発声発語障害や摂食嚥下障害に対する介入は今後ますます拡大していくものと思われる.
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