Japanese
English
公募特集 コロナ禍からWithコロナ時代へ—リハビリテーションの変化
C
インターネット会議システムを用いた,新たな家族面会および病状説明スタイルの確立
Introduction of internet conference system to maintain the quality of inpatient care
中嶋 杏子
1
,
金子 睦
1
,
北原 崇真
1
,
尾﨑 尚人
1
,
角田 亘
1
Kyoko Nakajima
1
,
Mutsumi Kaneko
1
,
Takamasa Kitahara
1
,
Naoto Ozaki
1
,
Wataru Kakuda
1
1国際医療福祉大学市川病院回復期リハビリテーション病棟
1Convalescent rehabilitation ward, International University of Health and Welfare Ichikawa Hospital
キーワード:
新型コロナウイルス感染症
,
COVID-19
,
回復期リハビリテーション病棟
,
家族面会
,
病状説明
,
インターネット会議システム
Keyword:
新型コロナウイルス感染症
,
COVID-19
,
回復期リハビリテーション病棟
,
家族面会
,
病状説明
,
インターネット会議システム
pp.1459-1462
発行日 2022年12月10日
Published Date 2022/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552202694
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背景
国際医療福祉大学市川病院(以下,当院)は,新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者が比較的多い千葉県市川市に位置するため,患者家族の面会制限,患者家族と医療スタッフが同席しての病状説明および退院時指導の中止,家族によるリハビリテーション訓練見学の禁止,患者の外出や試験外泊の禁止などを余儀なくされてきた.その中でも特にわれわれは,患者家族による面会回数もしくは時間の減少による悪影響を危惧している.例えば当院回復期リハビリテーション病棟で得られた以前のデータは,患者家族による面会回数もしくは時間が減少すると,入院中における患者の機能回復の程度が小さくなることを示している.
以上からわれわれは,COVID-19の感染予防に配慮して,インターネット会議システムを応用した家族面会および病状説明の方法など「回復期リハビリテーション病棟医療のqualityを維持するための」 新たな取り組みを考案して,それを2020年4月から実践開始し,徐々にその機会を増やしてきた.本稿ではこれらを紹介する.
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