Japanese
English
実践講座 医療機関における治療と仕事の両立支援・4
両立支援の実際—がん
Practice for work treatment integration about cancer
立石 清一郎
1
,
原田 有理沙
1
Seiichiro Tateishi
1
,
Arisa Harada
1
1産業医科大学医学部両立支援科学
1Department of Occupational Medicine, School of Medicine, University of Occupational and Enviromental Health
キーワード:
がん
,
両立支援
,
意見書
,
療養・就労両立支援指導料
,
勤務情報提供書
Keyword:
がん
,
両立支援
,
意見書
,
療養・就労両立支援指導料
,
勤務情報提供書
pp.1087-1093
発行日 2021年11月10日
Published Date 2021/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552202362
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はじめに
がんに罹患した患者は,診断を受けたタイミングから長期的な受診・治療が必要となる.治療中にも仕事を継続しようとした場合,医療機関受診と仕事のバッティングや,合併症や副作用により就業継続するうえでの困難が発生し得る.
事業者(会社)に就業継続について,医学的な観点から助言を行うための書類を主治医の意見書という.本稿においては,両立支援の流れおよび両立支援に用いられる書式について紹介したうえで,がん患者の事例を通して,具体的な主治医の意見書の書き方について,解説することとする.
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