Japanese
English
特集 就労世代の脳卒中リハビリテーション
脳卒中,心臓病その他の循環器病に対する国の取り組み
National efforts in cerebrovascular and cardiovascular disease control act
森 恩
1
,
桑原 政成
1
,
古元 重和
1
Megumu Mori
1
,
Masanari Kuwabara
1
,
Shigekazu Komoto
1
1厚生労働省健康局がん・疾病対策課
1Cancer and Disease Control Division, Health Service Bureau, Ministry of Health and Welfare, Government of Japan
キーワード:
循環器病対策基本法
,
循環器病対策推進基本計画
,
両立支援
,
健康づくり
,
非感染性疾患
,
NCDs
Keyword:
循環器病対策基本法
,
循環器病対策推進基本計画
,
両立支援
,
健康づくり
,
非感染性疾患
,
NCDs
pp.151-156
発行日 2021年2月10日
Published Date 2021/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552202153
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はじめに
脳卒中や心血管疾患などの循環器病が国民の死亡や介護の主要な原因となっていることを踏まえ,2018(平成30)年12月14日に「健康寿命の延伸等を図るための脳卒中,心臓病その他の循環器病に係わる対策に関する基本法(以下,「基本法」という.)」(法律第105号)が成立し,令和元(2019)年12月に施行された.
基本法は,循環器病の予防などに取り組むことで,国民の健康寿命の延伸を図るものであり,医療および介護負担軽減に資するため,循環器病対策についての基本理念を定め,疾病予防や急性期から慢性期まで幅広い対策を総合的かつ計画的に推進することを目的としている.
本稿では基本法の成立に至るまでの取り組みや,基本法に基づき作成される循環器病対策推進基本計画をはじめ,現在厚生労働省が取り組んでいる事業について概説したい.
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