集中講座 評価法の使い方 シリーズ1 総論⑦・第8回
脳卒中後の上肢機能評価
竹林 崇
1
Takashi Takebayasi
1
1大阪府立大学大学地域保健学域総合リハビリテーション学研究科
キーワード:
ICF
,
機能評価
,
CI療法
,
ロボット療法
Keyword:
ICF
,
機能評価
,
CI療法
,
ロボット療法
pp.783-787
発行日 2020年8月10日
Published Date 2020/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552202017
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リハビリテーション領域において,多くの評価法が開発され,使用されている.ただし,評価は玉石混交の状態であり,どんな評価でも利用してよいとは限らない.したがって,評価を使用する前には,その評価が作られた目的や背景,そして妥当性や正確性についても深く理解をすることが重要となる.
実際,Santistebanら1)は,脳卒中後の上肢麻痺にかかわる研究を調査し,48の異なる評価を抽出した.評価ごとの使用頻度は,大きく異なったという結果を示している(図1).これらの結果からも,どういった状況や現象,そして病態に対し,どのような評価を用いるかということは非常に重要である.
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