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入門講座 転倒リスクアセスメントと予防・1【新連載】
転倒リスクアセスメント
Fall risk assessment
宮越 浩一
1,2
,
鈴木 真
2
,
髙橋 静子
2
,
夏目 隆史
2
Koichi Miyakoshi
1,2
,
Makoto Suzuki
2
,
Shizuko Takahashi
2
,
Takashi Natsume
2
1亀田総合病院リハビリテーション科
2亀田総合病院医療安全管理委員会
1Department of Rehabilitation Medicine, Kameda General Hospital
2Patient Safety Committee, Kameda General Hospital
キーワード:
医療安全
,
転倒
,
アセスメント
Keyword:
医療安全
,
転倒
,
アセスメント
pp.657-661
発行日 2020年7月10日
Published Date 2020/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552201990
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スクリーニングの必要性
医療に関連した事故の発生は治療成績を悪化させ,患者満足を損ない,医療コストを増大させ,職員負担を増大させるなど,大きな損失を患者と医療機関に与える.このため医療機関には徹底した安全対策が求められる.
入院中の患者に生じる事故で高頻度に生じるものに,転倒事故がある.入院患者の転倒発生率は,入院延べ患者数を分母として,転倒発生件数/1000人・日と表現されることが多い.入院延べ患者数は,入院患者実数を対象期間(日)の合計で示すものである.これにより転倒発生率は以下の式により求められる.
転倒発生率(/1000人・日)=(転倒発生件数/入院延べ患者数)×1000
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