連載 リハビリテーション医療に必要な薬物治療・第11回
てんかん
赤松 直樹
1,2
Naoki Akamatsu
1,2
1国際医療福祉大学医学部脳神経内科
2福岡山王病院神経内科
キーワード:
てんかん
,
抗てんかん薬
,
焦点発作
,
全般発作
Keyword:
てんかん
,
抗てんかん薬
,
焦点発作
,
全般発作
pp.1236-1239
発行日 2019年12月10日
Published Date 2019/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552201827
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はじめに—てんかん薬物治療のポイント
① 抗てんかん薬治療によりてんかん患者の約80%で発作が寛解する.
② 抗てんかん薬は,焦点発作と全般発作で選択薬が異なる.
③ 合併疾患や併用薬の有無,高齢者,妊娠可能年齢女性,など個々の患者の条件に基づいて,薬物代謝・副作用などを考慮して抗てんかん薬を選択する.
④ 新規薬,第3世代薬などと呼ばれる最近の抗てんかん薬は,副作用が軽減され使いやすい.レベチラセタム,ラコサミド,ラモトリギンについては,リハビリテーション医は使いこなせるようになることが望まれる(表1).
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