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入門講座 リハビリテーション医療のエビデンス—作業療法・3
生活行為向上マネジメントの事例①—訓練への希望が強く自宅生活に目を向けられない脳卒中患者に対する家庭内役割獲得への介入
Intervention to obtain in-home role using MTDLP for stroke patients who have strong hope for training and can not turn their attention to home life
吉田 瑞妃
1
,
高見 美貴
1
,
小野 かおり
1
,
川野辺 穣
2
,
中村 春基
3
Mizuki Yoshida
1
,
Miki Takami
1
,
Kaori Ono
1
,
Minoru Kawanobe
2
,
Haruki Nakamura
3
1秋田県立リハビリテーション精神医療センター機能訓練部
2秋田県立循環器・脳脊髄センター機能訓練部
3一般社団法人日本作業療法士協会
1Function Training Department, Akita Prefectural Rehabilitation Psychiatric Center
2Function Training Department, Akita Cardiovascular and Cerebrospinal Center
3Japan Occupational Therapist Association
キーワード:
生活行為向上マネジメント
,
退院後の住環境への適応訓練
,
興味関心チェックリスト
Keyword:
生活行為向上マネジメント
,
退院後の住環境への適応訓練
,
興味関心チェックリスト
pp.1087-1092
発行日 2019年11月10日
Published Date 2019/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552201795
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はじめに
働き盛りの若年者が重度の脳卒中を発症した際,本人・家族が障害受容できず入院が長期化したり新たな役割を見出せず機能回復を希望するケースを経験することがある.
今回,身体機能の回復を希望して複数の病院を渡り歩いていた対象者に対して,障害受容や退院後の家庭内役割の獲得に向けて生活行為向上マネジメント(management tool for daily life performance;MTDLP)を活用した介入を行ったところ,自宅生活に向け前向きな準備を進める一助となったので報告する.
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