書評
近藤克則 著「研究の育て方—ゴールとプロセスの「見える化」」
二木 立
1
1日本福祉大学
pp.1162
発行日 2018年12月10日
Published Date 2018/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552201499
- フリーアクセス
- 文献概要
- 1ページ目
本書は『総合リハビリテーション』2016〜2017年に長期連載されて好評を博した「研究入門」を一書にまとめたものです.リハビリテーション医療の臨床研究から「健康の社会的決定要因」を中心とする社会疫学へと研究のウィングを広げつつ,現在も第一線で研究を続けている近藤氏が,自己の研究をいかに育ててきたか,大学院生や若い研究者をいかに育ててきたかを,系統的かつ具体的に紹介しています.
全体は以下の4部(24章)構成です.第1部「総論」,第2部「構想・デザイン・計画立案」,第3部「研究の実施・論文執筆・発表」,第4部「研究に関わるQ & A」.各章の最後には,近藤氏オリジナルのさまざまな「チェックリスト」が付けられており,頭の整理に役立ちます.
Copyright © 2018, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.