書評
「研究の育て方 ゴールとプロセスの「見える化」」—近藤克則【著】
二木 立
1
1日本福祉大学
pp.805
発行日 2019年7月1日
Published Date 2019/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1416201353
- フリーアクセス
- 文献概要
- 1ページ目
本書は医学書院の月刊誌『総合リハビリテーション』で2016〜2017年に長期連載されて好評を博した集中講座「研究入門」を一書にまとめたものです。リハビリテーション医療の臨床研究から「健康の社会的決定要因」を中心とする社会疫学へと研究のウィングを広げつつ,現在も第一線で研究を続けている近藤克則氏が,自己の研究をいかに育ててきたか,大学院生や若い研究者をいかに育ててきたかを,系統的かつ具体的に紹介しています。
全体は以下の4部(24章)構成です。第1部「総論」,第2部「構想・デザイン・計画立案」,第3部「研究の実施・論文執筆・発表」,第4部「研究に関わるQ&A」。各章の最後には,近藤氏オリジナルのさまざまな「チェックリスト」が付けられており,頭の整理に役立ちます。
Copyright © 2019, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.