Japanese
English
研究と報告
回復期リハビリテーション病棟で働く作業療法士の職業的アイデンティティの分析
Analysis of the professional identity of occupational therapists in the convalescent rehabilitation ward
中本 久之
1,2
,
大嶋 伸雄
3
Hisayuki Nakamoto
1,2
,
Nobuo Ohshima
3
1帝京平成大学健康メディカル学部作業療法学科
2首都大学東京大学院人間健康科学研究科作業療法科学域博士後期課程
3首都大学東京大学院人間健康科学研究科作業療法科学域
1Department of Occupational Therapy, Faculty of Health and Medical Science, Teikyo Heisei University
2Doctoral Course, Department of Occupational Therapy, Graduate School of Human Health Sciences, Tokyo Metropolitan University
3Department of Occupational Therapy, Graduate School of Human Health Sciences, Tokyo Metropolitan University
キーワード:
職業的アイデンティティ
,
作業療法士
,
調査
,
回復期リハビリテーション病棟
Keyword:
職業的アイデンティティ
,
作業療法士
,
調査
,
回復期リハビリテーション病棟
pp.657-665
発行日 2018年7月10日
Published Date 2018/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552201366
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
- サイト内被引用 Cited by
要旨 【目的】本研究は,回復期リハビリテーション病棟で働く作業療法士の職業的アイデンティティの現状とその特性を明らかにすることを目的とした.【対象と方法】回復期リハビリテーション病棟の作業療法士350名を対象に職業的アイデンティティに関するアンケート調査を行い,230件の有効回答を得た.【結果】職業的アイデンティティは自己効力感や回復期リハビリテーション病棟の経験年数,職場環境と相関を示した.また,女性が男性より職業的アイデンティティが低いことが明らかとなった.【結論】作業療法の技術的な専門性に焦点を当てるだけでなく,まずは回復期リハビリテーション病棟における役割を認識し,それに応えながら働いていくことの重要性と女性が自信をもって働くための要因を明らかにしていく必要性が見出された.
Copyright © 2018, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.