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実践講座 地域包括ケア時代のさまざまな住まい方,新しい居住の形・2
県営住宅を活用した障害者グループホームマッチング事業
Matching service for group homes utilizing prefectual apartments for people with disabilities
兵庫県健康福祉部障害福祉局障害福祉課
Handicapped People's Welfare Division, Health & Welfare Department, Hyogo Prefectural Government
キーワード:
構造上のメリット
,
住民の理解
,
行政のサポート
Keyword:
構造上のメリット
,
住民の理解
,
行政のサポート
pp.543-548
発行日 2018年6月10日
Published Date 2018/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552201336
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はじめに
兵庫県(以下,本県)では,障害者が暮らしたい場所で暮らせる社会をめざし,さまざまなサービスの充実に努めている.なかでも,精神障害,知的障害等を有する人が,「世話人」等の一定の支援を受けながら共同生活を営むグループホームは,障害者の地域生活の拠点として重要な役割を果たしており,特に,施設入所者や精神科病院入院者の地域移行の促進に欠かせないものである.
このため本県では,第5期兵庫県障害福祉推進計画〔2018(平成30)〜2020年度〕において,平成32年度末で定員3,585人ぶんのグループホームの設置を目標に定め,県単独の補助制度として,グループホーム新規開設サポート事業(表1)やグループホーム利用者家賃負担軽減事業(表2),そして県営住宅等を活用したグループホームマッチング事業を行い,設置促進に努めている.
本稿では,平成20年度から実施している県営住宅を活用した障害者グループホームマッチング事業について,概要と課題を紹介する.
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