書評
工藤慎太郎 編著「運動機能障害の「なぜ?」がわかる評価戦略」
林 典雄
1
1運動器機能解剖学研究所
pp.269
発行日 2018年3月10日
Published Date 2018/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552201249
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このたび,森ノ宮医療大の工藤慎太郎先生の編著による,『運動機能障害の「なぜ?」がわかる評価戦略』が上梓されました.まずは,書籍の編集ならびに執筆にかかわられた先生方の情熱と労力に敬意を表します.
工藤先生ならびに執筆者の一人である森田竜治先生(おおすみ整形外科)は,私が岐阜市にある平成医療専門学院(現・平成医療短期大学)で教員をしていたころの教え子です.学生時代の工藤先生と森田先生は,たぶん(笑)……優秀な学生だったと思うのですが,詳しい成績までは覚えていません.当時の教え子たちの顔を思い浮かべますと,よい意味での野心家で,現状に満足しない向上心と強い探求心を持った,原石のような学生が毎年いたような気がします.このような原石が臨床に出て,自己研さんし,さまざまな努力を積み上げて磨かれることで,自ら光を放つ「真のリーダー」になると信じています.そのリーダーとしての証が,書籍の執筆という作業です.工藤先生は,これらのプロセスを,先頭に立って実践している若き理学療法士であり,今後ますます活躍が期待される理学療法士の一人といっても過言ではないと思います.
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