書評
—工藤慎太郎(編)—「運動器疾患の「なぜ?」がわかる臨床解剖学 第2版—徒手療法がわかるWeb動画付」
小野 志操
1
1運動器機能医科学インスティチュート
pp.1380
発行日 2025年11月15日
Published Date 2025/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091505520590111380
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本書の編集である工藤慎太郎先生,執筆者の一人である森田竜治先生と私は同門であり,臨床・研究・教育の第一線でご活躍されておられるお二人は,ともに後輩でありながら尊敬する理学療法士です.
好評であった初版をいっそう進化させた本書では,疾患ごとに症例に生じた症状について,その発生要因や評価するべきポイントを,解剖学的視点からわかりやすく詳細に解説されています.臨床で運動器疾患を診ている理学療法士や作業療法士の多くが悩む「どの組織を治療ターゲットにするべきか?」,そして「どう治していくべきか?」を明確にするためには,解剖学的視点から病態を考察していくという「臨床的思考過程」が欠かせません.

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