書評
渡邉英夫・平山史朗・藤﨑拡憲 著「脳卒中の下肢装具—病態に対応した装具の選択法 第3版」
高嶋 孝倫
1
1長野保健医療大学保健科学部
pp.80
発行日 2017年1月10日
Published Date 2017/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552200835
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本書は脳卒中片麻痺者の下肢装具について,そのすべてを網羅した名著であると思う.著者である渡邉英夫先生(佐賀医科大学名誉教授)はリハビリテーションの分野では高名な先生であり,装具についても造詣が深く,ご自身の開発による装具の数々は障害のある多くの方々を支えてきた.
私は本書を初版のポケット版から愛読させていただいており,今回は版を重ねてカラー印刷となり,著者に平山史朗先生(社会保険大牟田天領病院),藤﨑拡憲先生(熊本託麻台リハビリテーション病院)の理学療法士2名が加わっての登場である.図・表を中心とした直感的にわかりやすい記述という方針は貫かれているが,内容面ではより一層の充実がみられる.
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