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入門講座 リンパ浮腫のリハビリテーション・1【新連載】
乳がん・婦人科がん周術期の生活指導とセルフケア指導の実際
Perioperative care to prevent from lymphedema for patient with breast cancer or gynecologic cancer
増島 麻里子
1
Mariko Masujima
1
1千葉大学大学院看護学研究科 高度実践看護学教育研究分野 成人看護学領域
1Chiba University Graduate School of Nursing, Advanced Practice Nursing, Adult Nursing
キーワード:
リンパ浮腫
,
がん周術期
,
リンパ浮腫指導管理
,
セルフケア
Keyword:
リンパ浮腫
,
がん周術期
,
リンパ浮腫指導管理
,
セルフケア
pp.39-45
発行日 2017年1月10日
Published Date 2017/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552200821
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周術期のリンパ浮腫指導にかかわる診療報酬
リンパ節郭清を伴う乳がんや婦人科がんの手術後は,国際リンパ学会の臨床分類(表1)におけるリンパ浮腫0期に位置づけられます.したがって,乳がんや婦人科がん術後にまだリンパ浮腫を発症していなくても,リンパ浮腫に関する指導をした場合は,入院時および外来時に「リンパ浮腫指導管理料」100点を1回ずつ加算できます(表2,表3).「リンパ浮腫指導管理料」を算定できる職種は,看護師,理学療法士に加え,2016(平成28)年度の診療報酬改定にて作業療法士が加わりました.
本稿では,主に入院時のリンパ浮腫指導管理にかかわる生活指導とセルフケア指導の実際を述べます.
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