集中講座 研究入門・第8回
採択される研究助成申請書の書き方
近藤 克則
1,2
1千葉大学予防医学センター社会予防医学研究部門
2国立長寿医療研究センター老年学・社会科学研究センター老年学評価研究部
キーワード:
研究助成
,
研究費
,
研究計画書
,
申請書
,
科学研究費補助金
Keyword:
研究助成
,
研究費
,
研究計画書
,
申請書
,
科学研究費補助金
pp.723-726
発行日 2016年8月10日
Published Date 2016/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552200687
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研究の意義・面白さは,論文の「背景と目的」に,妥当性の高い研究方法は「対象と方法」に書くことを前号までに述べた.これらはデータを集める前でも,よく練れば研究計画書にまとめられる.
計画書の次は,研究に必要なデータ収集である.それには多かれ少なかれ費用や時間,人手を含むコストがかかる.それを賄うために公募されている研究助成に応募・申請することは誰にでも挑戦できる.なかには,研究の実績を問われない若手限定の研究助成もあり,良い研究計画書(制度によって研究助成申請書・調書などとも呼ばれる)であれば採択される.(厚生労働)科学研究費補助金(以下,科研費)などの公的研究費の申請シーズンは秋で,夏はそれに向けた構想・計画を練る時期である.
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