Sweet Spot 映画に見るリハビリテーション
「母と暮せば」—現下の世界と日本の反射映像としての普遍性
二通 諭
1
1札幌学院大学人文学部人間科学科
pp.255
発行日 2016年3月10日
Published Date 2016/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552200544
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筆者は「幸福の黄色いハンカチ」(1977)以降を「後期山田洋次」として区分しているのだが,「母と暮せば」は,後期のベストワンである.
本作の際立った性格は,核兵器使用前夜としての現下の世界情勢,さらには,新たな戦前を迎えている国内情勢との応答性にある.
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