入門講座 映像情報の活用法・3
映像の撮り方と取り込み
夏目 健文
1
Natsume Takefumi
1
1JR札幌鉄道病院リハビリテーション室
pp.635-638
発行日 2001年9月15日
Published Date 2001/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551105876
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1.はじめに
現在,デジタルカメラ(以下デジカメ)やデジタルビデオカメラ(以下DVカメラ)の撮影方法を述べた技術書は多数出版されている.そこには,カメラ撮影でフラッシュによる影をなくすためにライトやレフ板を利用して光を多方向から当てることや,室内で窓際の人を撮影する際のフラッシュの利用,ビデオカメラの構え方や撮り方などが詳細に述べられている.撮影では,こういった撮影テクニックのほかに,カメラの設定について理解しておく必要がある.
デジタルで映像を扱うようになり,映像を編集段階で処理することが普通となった.しかし,あくまでもオリジナル画像をきれいな画質にすることにこだわり最小限の画像処理で済ませたい.映像の撮り方と動画をパーソナルコンピュータ(以下パソコン)に取り込むためにしておくことが,今回のテーマである.映像の撮り方では,静止画像と動画に分けて筆者の私見を交え述べる.また,パソコンへの取り込み(以下キャプチャー)では,トラブルを起こさないために,筆者が現在キャプチャー前に行っている設定を紹介する.
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