Japanese
English
特集 記憶障害とリハビリテーション―何を評価し,どのように治療するか
診察と評価
Clinical practice and evaluation for patients with amnesia.
前島 伸一郎
1
,
上好 昭孝
1
,
坊岡 進一
1
,
國本 健
1
,
吉田 宗人
1
,
石田 和也
1
,
松本 朋子
2
Shinichiro Maeshima
1
,
Akitaka Ueyoshi
1
,
Shinichi Boh-oka
1
,
Ken Kunimoto
1
,
Munehito Yoshida
1
,
Kazuya Ishida
1
,
Tomoko Matsumoto
2
1和歌山県立医科大学リハビリテーション科
2和歌山労災病院リハビリテーション診療科
1Department of Physical Medicine and Rehabilitation, Wakayama Medical University
2Department of Physical Medicine and Rehabilitation, Wakayama Rosai Hospital
キーワード:
記憶障害
,
健忘症
Keyword:
記憶障害
,
健忘症
pp.307-312
発行日 2002年4月10日
Published Date 2002/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552109732
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はじめに
頭部外傷や脳血管障害による記憶障害は,一見軽度に見えても日常生活や社会生活,また職業上の種々の障害を生じるため,社会復帰を困難なものにする1,2).また,“自分が忘れがちであること”を忘れてしまってミスをおかしたり,複雑なことをおぼえられなくて,社会生活上の問題を来す.本稿では,記憶障害の診察に必要な知識とリハビリテーションに必要な評価について解説を行う.
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