書評
渡辺俊之・本田哲三 編集―リハビリテーション患者の心理とケア
蜂須賀 研二
1
1産業医科大学リハビリテーション医学教室
pp.379
発行日 2001年4月10日
Published Date 2001/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552109474
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「リハビリテーション患者の心理とケア」は,本の題名を見てすぐに読んでみたくなりました.長年,リハビリテーション医療に従事していると,心理的問題を持った障害者の対応やこれらの患者のケアに悩むことは稀ではなく,リハビリテーション従事者には待望の企画と言えます.
この本は,渡辺俊之先生(東海大学医学部精神科)と本田哲三先生(東京都リハビリテーション病院副院長)の編集で出版されました.編集者の渡辺先生は精神科医ですがリエゾンの観点からリハビリテーション医療に大変造詣が深く,一方,本田先生はリハビリテーション専門医ですが,以前から障害受容や障害者の心理に深く関わっており,立場は異なりますがこの領域をリードしてきたお二人です.
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