書評
―渡辺俊之/本田哲三(編集)―『リハビリテーション患者の心理とケア』
長澤 弘
1
1北里大学医療衛生学部リハビリテーション学科
pp.57
発行日 2001年1月15日
Published Date 2001/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551105730
- フリーアクセス
- 文献概要
- 1ページ目
リハビリテーション医療はチームワークが重視され展開される.その中で,患者の心理過程はリハビリテーションの方向づけにおいて大きな要素として考慮する必要がある.
リハビリテーション医療と精神医学とのリエゾンカンファレンスを実践してきた著者らは,患者のリハビリテーションにおける医療場面の視点に立ち,心理過程を疾患別に具体的に整理し,それらのケアに関して詳細に解説している.さらに看護職,理学療法士,作業療法士,言語聴覚士,臨床心理士,ソーシャルワーカー,それぞれの職種の立場から,心理的問題に対するケアのあり方について具体的な疾患・症例を通じて考察している.
Copyright © 2001, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.