Japanese
English
特集 半側空間無視
医療現場の取り組み―看護
A Rehabilitation Nursing to the Unilateral Neglect.
藤谷 理恵
1
,
本田 哲三
1
Rie Fujitani
1
,
Tetsumi Honda
1
1東京都リハビリテーション病院
1Tokyo Metropolitan Rehabilitation Hospital
キーワード:
半側空間無視
,
看護
,
生活訓練
,
高次脳機能障害
Keyword:
半側空間無視
,
看護
,
生活訓練
,
高次脳機能障害
pp.41-45
発行日 2001年1月10日
Published Date 2001/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552109398
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はじめに
リハビリテーションチーム医療における看護の役割は,患者の24時間の生活全体を把握したうえで,日常生活動作(以下,ADL)の介助を行うとともに,患者・家族への教育的な働きかけを実施することにある.すなわち,病棟生活で具体的に困難な活動を抽出して各訓練部門にフィードバックしつつ,訓練室での成果を最大限に発揮して,安全で自立・自律した生活を再構築できるように,個々の生活場面で患者・家族を援助している.
リハビリテーション臨床で多数を占める脳卒中患者の半側空間無視は,頻度の高い高次脳機能障害のひとつである.
以下,当院看護部門の脳梗塞後左半側無視患者へのアプローチを症例を通して述べる.
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