Japanese
English
調査
資格制定と職業イメージの変化―言語聴覚士養成課程学生への調査から
Change of Image for Occupation after Law for Professionals: Research into Students of Course for Speech Therapists.
沖 利三男
1,2
Tomio Oki
1,2
1東京医薬専門学校言語聴覚士科
2埼玉県厚生連熊谷総合病脳外科
1Faculty of Speech Therapist, Tokyo College of Medico-Pharmaco Technology
キーワード:
職業イメージ
,
言語聴覚士
,
養成課程学生
,
意味測定法
,
資格制定
Keyword:
職業イメージ
,
言語聴覚士
,
養成課程学生
,
意味測定法
,
資格制定
pp.967-971
発行日 2000年10月10日
Published Date 2000/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552109337
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はじめに
平成9年(1997年)12月に言語聴覚士法が制定され,いよいよ言語聴覚士(以下,STと略)の養成も本格化した.
養成過程へ入学した人達がSTという職業にどのようなイメージをもっているかを知ることは大変重要である.つまり,STという専門職業を的確に志向し,それにふさわしい知識・態度をある程度身につけ,将来ST分野につくべき準備状態を既に有しているかどうかを知るひとつの手段となり得るからである.学生間で職業イメージがあまりに異なる場合は,スムーズな学習の出発にそれらは阻害因子となることは明らかである.わが国におけるこうした職業イメージの調査研究は,奥平ら1)によってすでに看護分野について行われているが,ST分野については全く行われていない.
そこで,今回の研究ではSTの職業イメージを明らかにするために,T専門学校ST養成過程の一年次学生に対し,国家資格制定(1997年12月)という時点前後で時期を設定して調査した.この頃はさまざまなSTに関する情報が飛躍的に流布された時期で,STの職業イメージの形成には大変重要な時期となったと予測したためである.
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