書評
柄澤昭秀 著―新老人のぼけの臨床
中島 紀恵子
1
1北海道医療大学・看護福祉学部
pp.336
発行日 2000年4月10日
Published Date 2000/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552109204
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すでにかなり傷んでしまっている初版本(1981年)を傍らに開きながら,このたびの全面改訂された新本を読ませていただいたが,初版本が発行されてから新本発行まで18年間の時間それ自体が,わが国の痴呆における医学・医療,ケアの歩みであるといっても過言ではない.
振り返れば,1978年頃からぼけの人や介護家族の逼迫した状況が次々と明るみにされるようになり,一部の自治体や関係者の組織的取り組みが始まった.
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