書評
柄澤昭秀 著―新老人のぼけの臨床
鈴木 荘一
1,2
1日本プライマリ・ケア学会
2鈴木内科医院
pp.181
発行日 2000年2月10日
Published Date 2000/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552109167
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柄澤先生との出会いは昭和55年に遡る.当時私達の地域医師会(大森)では,老人の精神保健衛生事業に先駆的に取り組んでいた.その助言者が柄澤先生であった.私達はすでに高齢化社会を予想して地域の包括的ケアを推進すべく自治体や市民代表としての民生委員を加えて,ぼけ老人の相談コーナーを医師会で開いていた.これは当時の日本医師会長であった武見太郎先生からも多大に評価されていた.その事業の専門的支援者が柄澤昭秀先生であった.その頃先生は「老人のぼけの臨床」をちょうど刊行されていた.
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