学会印象記
第38回国際パラプレジア医学会
岩坪 暎二
1
1労働福祉事業団総合せき損センター
pp.1081-1082
発行日 1999年11月10日
Published Date 1999/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552109108
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第38回国際パラプレジア医学会は,平成11年6月18,19,20日に,コペンハーゲン病院健康福祉局所長でリハビリテーション医であるFin Biering Sorensen博士(Chairman)のお世話で,デンマークのコペンハーゲン市,スカンディックホテルで開催された.北欧圏パラプレジア医学会(Nordic Medical Society of Paraplegia)との共同開催でもあり,出席者はおよそ500名以上と盛況であった.
学会前日の17日には朝から各種役員会と機関誌「Spinal Cord」編集会議,午後は学会前ワークショップ「尿失禁の治療:薬物療法,手術療法,仙骨前根電気刺激療法,尿失禁装具」が行われた.役員会終了後,会長招宴がホテル前に5年の歳月をかけて建設された天文博物館で行われたが,開宴前にPlanetarium theaterで披露された躍動感あふれる映画「大ナイル河の旅」には,このような映写技術もあるのかと度肝を抜かれた.観客席から大ナイルの蕩々たる流れに振り落とされそうな錯覚を覚える臨場感である.
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