Japanese
English
短報
大腿骨転子部骨折における術後リハビリテーションの経過―エンダーネイルとガンマネイルとの比較
Progress in Postoperative Rehabilitation for Trochanteric Fracture of the Femur.
辻村 康彦
1
,
荻原 圭三
1
,
中井 英人
1
,
上村 万治
1
,
今泉 司
2
Yasuhiko Tsujimura
1
,
Keizou Ogihara
1
,
Hideto Nakai
1
,
Manji Uemura
1
,
Tsukasa Imaizumi
2
1小牧市民病院リハビリテーション科
2小牧市民病院整形外科
1Department of Physical Therapy, Komaki City Hospital
2Department of Orthopedic Surgery, Komaki City Hospital
キーワード:
大腿骨転子部骨折
,
エンダーネイル
,
ガンマネイル
,
早期荷重
,
治療成績
Keyword:
大腿骨転子部骨折
,
エンダーネイル
,
ガンマネイル
,
早期荷重
,
治療成績
pp.1059-1062
発行日 1999年11月10日
Published Date 1999/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552109101
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はじめに
高齢者の大腿骨転子部骨折において,積極的な手術的治療を行い,早期離床,早期歩行を獲得することは,二次的合併症を防ぐうえで重要である.
近年,より早期荷重を可能にする目的で開発されたガンマネイル(図1)が内固定材料として用いられるようになり,当院においても1993年よりその症例が増加しつつある.従来,当院で行われていたエンダーネイル(図2)に比べ,固定性が強く,不安定型骨折においても早期荷重が可能であるという特徴をもつ.
今回,われわれは,従来群としてエンダーネィルを,早期荷重群としてガンマネイルを選択し,手術方法の違いが術後経過および歩行能力に与える影響について比較検討を行ったので報告する.
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