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Sogo Rehabilitation Volume 20, Issue 2 （February 1992）

総合リハビリテーション 20巻2号（1992年2月発行）

Japanese English

短報

大腿骨頸部骨折に対する新しい評価表の試み New ADL Chart for Femoral Neck Fracture. 辻村康彦 ¹ , 荻原圭三 ¹ , 野田晶子 ¹ , 近藤隆信 ¹ , 坂忠義 ¹ , 熊谷真忠 ² , 今泉司 ² , 荻久保修 ³ , 亀井邦孝 ⁴ Yasuhiko Tsujimura ¹ , Keizo Ogihara ¹ , Akiko Noda ¹ , Takanobu Kondo ¹ , Tadayosi Ban ¹ , Masatada Kumagai ² , Tsukasa Imaizumi ² , Osamu Ogikubo ³ , Kunitaka Kamei ⁴ ¹小牧市民病院理学診療科 ²小牧市民病院整形外科 ³名古屋市立守山市民病院整形外科 ⁴名古屋市立東市民病院整形外科 ¹Department of Physical Therapy, Komaki City Hospital ²Department of Orthopedic Surgery, Komaki City Hospital ³Department of Orthopedic Surgery, Nagoya City Moriyama Hospital ⁴Department of Orthopedic Surgery, Nagoya City Higashi Hospital キーワード：大腿骨頸部骨折 , 人工骨頭置換術 , 日常生活動作（ADL） , 評価 Keyword: 大腿骨頸部骨折 , 人工骨頭置換術 , 日常生活動作（ADL） , 評価 pp.135-138

発行日 1992年2月10日 Published Date 1992/2/10

DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552107007

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Abstract 文献概要
1ページ目 Look Inside

はじめに

　近年，高齢者に多発する大腿骨頸部骨折の治療では長期臥床に伴う合併症をいかに予防するかが重要であり，その観点から人工骨頭置換術を施行する機会が多くなっている．しかしながら，loosening，late infectionなどの新しい合併症の早期発見，あるいは患者個別の能力に応じた術後リハビリテーション・プログラムの施行などを考えるとき，術前術後を通して患者の下肢機能を把握しうる評価表の必要性を感じた．そこで，当院では機能上最も重要と思われるADLに着目し，術前より評価しうる独自の評価表を作成し，術後患者のリハビリテーション・プログラムに役立てている．若干の臨床応用例とともに我々の評価表を紹介する．