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講座 日本の社会福祉
5.福祉用具給付制度の動向
The Tendency of the Public Delivery System of Technical Aids.
伊藤 利之
1
Toshiyuki Ito
1
1横浜市総合リハビリテーションセンター
1Yokohama Rehabilitation Center
キーワード:
介護保険
,
身体障害者福祉法
,
補装具
,
自立生活
,
社会参加
Keyword:
介護保険
,
身体障害者福祉法
,
補装具
,
自立生活
,
社会参加
pp.449-455
発行日 1999年5月10日
Published Date 1999/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552108970
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はじめに
福祉用具の供給システムは,西暦2000年の公的介護保険制度の導入に伴って大きく変わる予定である.すなわち,これまでの医療保険による装具の処方や身体障害者福祉法などによる補装具・日常生活用具の給付に加え,介護保険による貸与や購入費支給制度の導入が決まっており,その実施にあたっては現場における混乱が危惧されている.また,福祉用具の品質や適合の評価をどう保証するのか,今後,供給システム全体の拡充・整備を図るには,なお多くの問題が山積している.
そこで本小論では,介護保険と他法との整合性や今後の供給システムのあり方について,平成10年度,主に厚生省大臣官房障害保健福祉部企画課長の私的検討会として設けられた「福祉用具給付制度等検討会」報告を基に解説する.
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