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特集 訪問看護とリハビリテーション
訪問看護とリハビリテーション―理学療法士・作業療法士の立場から
Rehabilitation and Nursing Care for the Homebound Disabled People: from the View of Physical Therapists.
伊藤 隆夫
1
Takao Ito
1
1医療法人財団新誠会たいとう診療所
1Taito Rehabilitation Clinic
キーワード:
在宅ケア
,
訪問看護
Keyword:
在宅ケア
,
訪問看護
pp.223-227
発行日 1999年3月10日
Published Date 1999/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552108921
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はじめに
2000年4月の介護保険制度の導入を巡っては,現在さまざまな議論と並行してその準備作業が急ピッチで進められている.介護保険に代表される今後の高齢者へのケアのあり方に関しては,1994年,厚生省の「高齢者介護・自立支援システム研究会報告書」にその基本的な考え方が示されている.そのなかで,在宅ケアの推進や介護基盤の整備とともに「予防とリハビリテーションの重視」の考え方が強調されている.さらに「新たなる高齢者介護制度(第二次報告)」においては,予防と同時に高齢者の心身の機能が低下し,介護が必要になった場合にはその状態に応じて適切なリハビリテーションサービスが地域全体で提供されることの必要性が強調された,そこで「新たな地域でのリハビリテーション体制の確立」が示され,在宅維持期の高齢者・障害者に対するリハビリテーションの充実が示された.しかしながら,地域の現状はニーズが高いにもかかわらず,リハビリテーションに関して質的にも量的にも不十分と言える.
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