Japanese
English
特集 骨折とリハビリテーション
創外固定による骨折治療とリハビリテーション
Treatment and Rehabilitation using External Fixator for Fractures.
益山 宏幸
1
,
中島 育昌
1
,
木盛 健雄
1
,
石原 正文
1
,
小尾 伸二
1
Hiroyuki Masuyama
1
,
Ikumasa Nakajima
1
,
Kenyu Kimori
1
,
Masafumi Ishihara
1
,
Shinji Obi
1
1山梨医科大学整形外科学教室
1Department of Orthopaedic Surgery, Yamanashi Medical University
キーワード:
創外固定
,
骨折治療
Keyword:
創外固定
,
骨折治療
pp.631-634
発行日 1998年7月10日
Published Date 1998/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552108699
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はじめに
骨折治療の最終目的は,患者にできるだけ苦痛を与えず早期に治癒という目的を達することであり,そのために種々の治療法のなかから最良と思われる治療法を選択する.具体的には,まず保存的治療を考え,観血的治療が有利な場合に限ってこれを選択する.観血的治療としては早期に強固な内固定を行うことが望ましいが,これが適応困難な症例や創外固定法が有利と考えられる症例では,保存的治療と観血的治療の中間に位置すると考えられる創外固定器を用いて治療を行ってきている.
ここでは当大学ならびに関連病院でOrthofix創外固定器を用いて治療を行った約300例の経験から,その利点,問題点,適応,治療法,後療法などについて述べる.
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