Japanese
English
特集 ダメージ・コントロールとしての創外固定
上腕・肘関節骨折へのダメージ・コントロールとしての創外固定
Temporary Joint-spanning External Fixation of Humeral Shaft and Elbow Fractures as a Damaged Control
松村 福広
1
Tomohiro MATSUMURA
1
1自治医科大学救急医学講座
1Department of Emergency and Critical Care Medicine, Jichi Medical University
キーワード:
創外固定
,
external fixation
,
上肢骨折
,
upper extremity fracture
,
ダメージ・コントロール
,
damaged control
Keyword:
創外固定
,
external fixation
,
上肢骨折
,
upper extremity fracture
,
ダメージ・コントロール
,
damaged control
pp.127-133
発行日 2021年2月25日
Published Date 2021/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408201910
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
上肢骨折に対する真のダメージ・コントロールとして一時的創外固定を行うことは,下肢骨折に比べて稀である.しかしその目的は下肢骨折と同様に,全身状態または局所軟部組織状態の改善にある.上腕骨骨折や肘関節(脱臼)骨折に対するダメージ・コントロールとして一時的創外固定が適応となるのは,多発外傷に伴った開放骨折がほとんどであり,稀ではあるが重度の軟部組織損傷,汚染が強い開放骨折,外固定では骨折や関節の適合が不良な症例が当てはまる.そして安全に創外固定を行うためには,上肢の解剖に精通しておく必要がある.
Copyright © 2021, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.