特別座談会
阪神・淡路大震災から1年―災害時におけるリハビリテーションの役割
藤原 誠
1
,
相良 二朗
2
,
住田 幹男
3
,
伊藤 利之
4
1兵庫医科大学リハビリテーション医学教室
2兵庫県立総合リハビリテーションセンター福祉のまちづくり工学研究所
3関西労災病院リハビリテーション科
4横浜市総合リハビリテーションセンター
pp.70-78
発行日 1996年1月10日
Published Date 1996/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552108026
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- サイト内被引用
障害者・高齢者の被災状況/どんな障害が多く発生したか/救命救急からの医療システム/災害対策としてのリハビリテーション・システム/福祉のまちづくりと災害/まとめ一反省と展望
(写真左から:藤原氏,住田氏,相良氏,伊藤氏)
伊藤(司会) 今日は「阪神・淡路大震災から1年」というテーマで,お話を伺いたいと思います、具体的には,さきの震災時とその後,障害者や高齢者はどういう状況に置かれ,そこでどのような困難に遭ったのか,また,この震災ではどんな障害が多く発生し,それに対して救命救急からの医療システムはどう機能したのか,さらに,災害弱者対策として必要なリハビリテーションの技術的問題は何なのか,対策の基盤となる福祉のまちづくりや,地域リハビリテーション・システムの問題などについてお伺いしたいと思います.
初めに藤原先生から,障害者や高齢者の被災状況についてお話をお聞かせ下さい.
Copyright © 1996, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.