学会印象記
第28回日本作業療法学会
佐山 一郎
1
1秋田県立脳血管研究センターリハビリテーション科
pp.707
発行日 1994年8月10日
Published Date 1994/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552107677
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第28回日本作業療法学会が去る6月15日から3日間,新緑の秋田で催された.同学会の東北での開催は16年ぶりだそうで,約1,300人の会員参加を得,いつもながら若い女性会員が華やいだ雰囲気をかもし出して盛況であった.「分化と統合」を主テーマに,5会場で口演,1会場で展示発表がなされたが,同学会の学術レベルが年を追って向上しているのを肌で感じた.一般演題323題中,展示発表が117題で,これまで以上に展示発表を増加し重視した形であった.しかし発表者の在席時間が短く,しかもフリーディスカッション形式であり,最近の学会が座長付きのポスターウォーク形式が一般化している中で,発表者と議論ができないままに終わるケースが多く,今後の工夫が必要に感じられた.以下,参加できた企画に限って印象を述べる.
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