Japanese
English
紹介
筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者に対する頸椎装具を含めた頭頸部保持装置の経験
The Experience of Cervical Orthoses, Head and Neck Support for Patients with Amyotrophic Lateral Sclerosis.
尾花 正義
1
,
増本 正太郎
1
,
千葉 美恵子
1
,
岡 十代香
1
,
加倉井 周一
2
Masayoshi Obana
1
,
Syotarou Masumoto
1
,
Mieko Chiba
1
,
Toyoka Oka
1
,
Shuichi Kakurai
2
1東京都立神経病院リハビリテーション科
2東京大学医学部附属病院リハビリテーション部
1Department of Rehabilitation, Tokyo Metropolitan Neurologic Hospital
2Central Rehabilitation Service, The University of Tokyo Hospital
キーワード:
筋萎縮性側索硬化症
,
頸椎装具
,
頭頸部保持装置
Keyword:
筋萎縮性側索硬化症
,
頸椎装具
,
頭頸部保持装置
pp.237-240
発行日 1994年3月10日
Published Date 1994/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552107571
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はじめに
筋萎縮性側索硬化症(以下,ALSと略す)は,四肢および体幹の筋力低下,筋萎縮が進行する脊髄変性疾患の一つである.本症に対するリハビリテーション・プログラムの問題の一つとして,頸部周囲筋の筋力低下による坐位や立位での頭部の位置の保持の困難が経験される.これに対して,通常の頸椎装具が処方されてきたが1,2),その効果は満足のいくものではなかった.そこで,その使用目的や頸部周囲筋の筋力低下の程度などに応じて,頭頸部保持装置を作製し,そのなかで若干の知見を得たので報告する.
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