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                                実践講座 フィジカル・フィットネス
                        
                        
                
                  
                  
                  
                  
                            
                                    
                                    
                                    
                                    
                            
                            
                
                
                
                            
                            
                  
                            
                                
                            
                        
                
                
                
                            
                        
                
                
                            
                            
                            
                  
                            
                                    
                                    2.健常者のフィットネス
                                    
                                    
                            
                            
                                    
                                    Physical Fitness in Healthy Person.
                                    
                                    
                            
                        
                
                
                            
                            
                                
                                    
                                        
                                            
                                                山崎 元
                                            
                                            1
                                        
                                        
                                        
                                        
                                            ,
                                        
                                    
                                    
                                        
                                            
                                                大西 祥平
                                            
                                            1
                                        
                                        
                                        
                                        
                                            
                                        
                                    
                                
                                
                                    
                                        
                                            
                                                Hajime Yamazaki
                                            
                                            1
                                        
                                        
                                        
                                        
                                            ,
                                        
                                    
                                    
                                        
                                            
                                                Shohei Onishi
                                            
                                            1
                                        
                                        
                                        
                                        
                                            
                                        
                                    
                                
                            
                        
                
                
                
                  1慶應義塾大学スポーツ医学研究センター
                
                
                
                
                  1Sports Medicine Research Center, Keio University
                
                
                
                
                
                
                
                            キーワード: 
                            
                                
                                    最大酸素摂取量
                                
                                ,
                            
                            
                                
                                    乳酸閾値
                                
                                ,
                            
                            
                                
                                    身体活動
                                
                                
                            
                        
                
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                                    乳酸閾値
                                
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                pp.159-162
                
                
                
                  
                  
              
              
              
                  発行日 1994年2月10日
                  Published Date 1994/2/10
                
                
                
                DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552107554
                
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はじめに
フィットネスという言葉を日本語で正確に表現することは難しい.医科学の分野では体力と訳されており,その体力を行動体力と防衛体力に分類している.体力という言葉には発揮しうる最大の能力といった概念がどうしても付きまとう.よってフィットネスと体力とでは概念が一致しないことを誰もが感じている.fitnessの和訳としては英和辞典に記されている適合性,合目的性,健康は概念的に近いが,それらの言葉は具体性に乏しい.
現代社会で生活していくうえで個体がいかに合目的であるかがフィットネスである.とくに成人病患者の急増の時代に超高齢化社会を迎えて真の健康が強調されるようになるとフィットネスという言葉に“日常生活を行ったうえに余暇を有意義に使い,特別な環境に遭遇した際に身の安全を守りうる予備のある状態”をいう欧米における予防医学的な意義の占める割合が大きくなってきている.戦後,リハビリテーションという言葉を自然に日本語として取り入れたのと同様に,今日ではフィットネスも日本語として使える時代になったとも言える.

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