学会報告
第27回近畿リハビリテーション医懇話会―1993年4月17日(土),於:大阪科学技術センター
岩破 康博
1
1京都第二赤十字病院整形外科
pp.1084-1085
発行日 1993年12月10日
Published Date 1993/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552107514
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平成5年4月17日(土)15:00から大阪科学技術センターで日本リハビリテーション医学会生涯教育研修会(近畿ブロック)2単位が近畿リハビリテーション医懇話会と共催で行われました.当日は近畿を中心とした260名のリハビリテーション認定臨床医が出席しました.講師は2人でした.
兵庫県立総合リハビリテーションセンターの中島咲哉先生には「最近の義肢の動向について」と題し,義手義足の内外の動向と発展の現状について講演して頂きました.先進国では電動義手が普及し,小児用のサイズまで作成使用されているが,わが国では医療費が関連する制度上の制約がネックとなりその普及がほとんどないことや,義足ではスポーツ可能なものが普及してきていることなどを豊富な体験を交えて話して頂きました.アクティブに活躍されている先生ですので,小児切断に関するフロアからの質問にも,具体的で的確な回答が得られ,困難な症例をおもちで苦労されている会員にもおおいに役立ったものと思います.
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